前回先生の爆弾発言で出たものの信じられなかった、
二人きりでの温泉合宿
あれから僕は…
客間に浴衣姿で今、先生と二人きりでいるのだ。
気になる温泉は…
良い湯だった…、
ってそこじゃなくて。
目のやり場に困ったが、先生と二人きりで温泉に入ったのだ。良い湯じゃない方がおかしい。
しかも、バスタオル一枚の先生に背中を流してもらった、
これは、あ、怪しい雰囲気では…
と終始頭はクラクラして、僕の中で色々な闘いが繰り広げられたが、
先生は絶え間なく微笑んでいた。
ギクシャクしてるのは僕ぐらいで…。
と、まあ無事に(?)温泉から出てきたところだ。
髪の長い先生はドライヤーで乾かした後も、すごい良い香りがしている。
客間でお茶を一杯飲んだところで、
先生がこう言ってきた。
「良い湯だったねぇ^_^」
は、はい。
頭をポリポリかきながら僕は返事をする。
やはりうつむきながら。
そこに目の前に先生の顔が写ったもんだから
思わずひっくり返りそうなってしまった。
と言っても畳の上に座ってただけだから、目の前に来た先生から、あぐらをかいていた僕が少し後ろに引いた格好になってるって具合だ…が…
先生はめがねをかけ直しながら、なおも僕に近づいて…