透華さんのブログ(106)
透華(29)
和歌山・ツンデレ系

めぐりあう時間たち

19/10/9 20:35
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3つの時代が背景になっているだけに幕開け早々1941年のイギリスが舞台だったり(庭園の風景が美しい)、1951年のカリフォルニアだったり、はたまた2001年のニューヨークだったりとめまぐるしく変わるので最初はついていくのに必死だったけど、どんどん引き込まれて行った。
まず、目を見張るのは二コール・キッドマン。
オスカーを受賞しただけに前評判は上々だったけど、あれ程までとは…。

そして静かな静かなジュリアン・ムーアの日常。

キャリアを積み重ねて、人生の重みを背負って生きている現代女性のメリル・ストリープ。

これだけの役者が揃えばもう、面白くない訳が無い。という感じ。
幼いリッチーがすごくいいんです。
予告編でも流れていて耳について離れない「マミーィ」の声。リッチーの寝室のリネンの宇宙柄。リチャード(エド・ハリス様)のガウンの柄。
細かい部分に「なるほど。」と頷かされる。
女の人というものはかくも繊細で壊れやすいのだと実感します。
静かな物語が淡々と進むのかと思いきや、それぞれが内に秘めた熱い思いに押しつぶされそうになる時、あっ。と驚く展開もあり。で。

誰かが推薦文に書いていたけど、すべての繊細な女性、必見です。

ヴァージニアの台詞“今までの私たちほど幸せな二人はいないでしょう"
大好きな台詞
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