透華さんのブログ(106)
透華(30)
和歌山・ツンデレ系

ヒトラー

20/4/22 20:09
732 1
私は誰にどう思われようが関係ない。
ヒトラーが昔から好きだ。
そのヒトラーを大好きなロバート・カーライル様が演じたのだから見逃さない。

この映画歴史的に見るとおかしな所が多々ある。
突撃隊がミュンヘン土着の武装組織のように描かれていたり、
礼儀正しく真面目なヒトラーがエキセントリックな奇人のように描かれていたりする。

一例を挙げるとこんなシーンがある。
ゲリに「私の周りを回れ!」と命令しゲリに自分の周りをぐるぐる回らせて
その円の中で恍惚の表情を見せながらあちらの世界に旅立たれる総統…(笑)
おいおい…

ただしこの映画には評価すべき点が多々ある。
第一に1920~34年のヒトラーを描いている点。
ヒトラー映画に出てくるヒトラーはすでに独裁権力者としてのさばっている。
しかし彼はどこぞのぼっちゃまでもエリートでもなかった。庶民の生まれだ。
その彼が戦後のドイツでのし上がっていくさまをこのドラマは力強く描いている。

第二に主演俳優(ロバート・カーライル様)の怪演。
何かが乗り移ってる!理屈を超えた力を感じる。

第三に全権委任法制定のシーン。
ナチス党員がナチス式敬礼をしながらドイツ国家を合唱する…
あれだけ迫力のあるシーンを私は他の映画で見たことがなかった。

このDVD買って損はないと思う。
1934~39年のヒトラーを描いた続編を作ってくれれば嬉しいのだが…
(c)tel2.tv