あまりメジャーではないが私は大好き！
始まりは核に侵された近未来ものかと思いきや、人のエゴが生み出したもののおぞましさをこれでもかと見せつけられます。
前半の、少し過剰に演出された近未来感の意味が徐々に見えてくると、気持ち悪さとともに、クローン技術に対する希望も芽生えたりします。
物語を純粋に楽しむというより、そんな自己矛盾や葛藤、自分ならどうする？なんてことを考えながら見られる映画です。
途中、いけ好かない金持ち白人との派手なアクションなんかもあり、ついクローン側に加勢したくなる瞬間がありますが、いやいや待てよと いくら金待ちのエゴの結果とはいえ、そりゃないだろう…
はじめ、エンディングの意味がわかってませんでした。エンヤ的な希望に満ちた音楽とともに、あー、勝利を勝ち取ったんだなぁ、よかったなぁー、なんてお気楽に見てました。
が、ちょっとした違和感を解決するために何度か見なおすうちに、それがあまりにも絶望的であると気付いてしまいました。砂漠はその象徴なのではないかと。
後は個人的にユアン・マクレガー様とスカーレット・ヨハンソンが昔から好きだから！