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透華(29)
和歌山・ツンデレ系

ラッキーナンバー7

19/8/5 00:54
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最近、ちょっと観る機会は減ったが、ジョシュ・ハートネットにルーシー・リュー。それから御大、モーガン・フリーマン様とベン・キングズレーにブルース・ウィリス様。スタンリー・トゥッチに至るまで、本作はまさにオールスターキャスト。
マンハッタンロケを行い、全米公開も2,000スクリーンで、MGMの配給。
それが「インディペンデント映画」とはこれいかに?っていう感じであるが、正真正銘の事実だ。

メイキングを観ると、資金集めとスケジュールに大変な苦労をした、と製作者が語っているが、上記のトップスター
たちは、ギャラよりも脚本の凄さに打たれて、参加を決めたという。
この最後まで目が離せない作品を見返してみると、冒頭からいくつもの伏線が張られていることがわかる。
しかし、終盤に来るまで、そのオチに気が付く人は少ないのではないか。

アメリカでも評価が高いのだが、公開時の興収は2,200万ドルに止まっており、ひとケタ違うのではないかと思ってしまう。
よって、この高評価は、DVDリリースされたあとに拡がった現象と言えそうだ。
撮休の俳優・スタッフも、揃って見学に来た、というベンとモーガンのふたり芝居はもう圧巻だし、ジョシュのおバカ演技から正体を明かしていく凄みも見応えがある。
ポール・マクギガン監督は、TVドラマ監督が多く、なかなか日本で観ることが出来ないが、もっとメジャーになってもおかしくない人だ。
こういう作品は、どうしてもメジャー作品に押されてしまうのだが、気軽に家庭で楽しむことができる点で、いい時代だと思う。
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